VSCodeのターミナルにgit-bashを設定する
はじめに
プラグインが充実しており、カスタマイズすることでIDEとしても使えるのでプログラミング時に大活躍。
VSCodeのウィンドウ内で自分の好きなターミナルを開くことができ、例えば、Gitコマンドを実行するためのターミナルとVSCodeエディタの2つのウィンドウをいちいち切り替えな必要もなくなる。
今回は、VSCodeのウィンドウ内でgit-bashターミナルを開くように設定する方法を備忘として残しておく。
というのも、当初設定した際は、VSCodeから単にgit-bashターミナルが別ウィンドウで起動されてしまい困っていたからである。
目次
前提
- OS:Windows10
- Git、VSCodeがインストール済みであること。
Gitのバージョン
$ git --version git version 2.25.0.windows.1
VSCodeのバージョン
- VSCodeメニューの 「ヘルプ > バージョン情報」
バージョン: 1.41.1 (user setup) コミット: 26076a4de974ead31f97692a0d32f90d735645c0 日付: 2019-12-18T14:58:56.166Z Electron: 6.1.5 Chrome: 76.0.3809.146 Node.js: 12.4.0 V8: 7.6.303.31-electron.0 OS: Windows_NT x64 10.0.18363
手順
- VSCodeを起動したら、メニューの 「ファイル > 基本設定 >設定」で設定タブを開く。
- 機能 > ターミナル で表示される項目の中から「settings.jsonで編集」を選択し、
settings.json
を開く。- 以下、3行目
"terminal.integrated.shell.windows"
と4行目"terminal.external.windowsExec"
の値をGitのbash.exeのフルパスを指定する。 - 注意点として、
...\\Git\\git-bash.exe
ではなく...\\Git\\bin\\bash.exe
を指定すること。 ...\\Git\\git-bash.exe
を指定した場合、単にgit-bashターミナルが別ウィンドウで起動されてしまう。- 細かいことをいうと、
...\\Git\\git-bash.exe
と...\\Git\\bin\\bash.exe
は別物(ファイルサイズも異なる)で、VSCodeに設定したのもgit-bash
ではなくGit
のbash
になると思うが、操作している限り違いはなく、問題なくコマンドが実行できている。
- 以下、3行目
{ "files.autoSave": "afterDelay", "python.linting.pylintEnabled": false, "terminal.integrated.shell.windows": "D:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe", "terminal.external.windowsExec": "D:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe", "workbench.sideBar.location": "left", "workbench.statusBar.visible": true, "extensions.ignoreRecommendations": false, "terminal.explorerKind": "external", "extension.startGitBash": true, }
結果
Ctrl + @
をコマンドすると、VSCodeのウィンドウ内でターミナルを開くことができる。
おわりに
こういった設定は、一度実施すれば以降、何度もやる機会はないので忘れがちである。
わざわざ記事にしたのは、会社の業務用PCではVSCodeのウィンドウ内でgit-bashターミナルが開くのに、自宅のプライベート用PCではなぜか別ウィンドウで開かれてしまうのに気づいたのがきっかけだった。
どちらも自分で設定したはずなのに。いつか新しいWindows端末にVSCodeをインストールした時に、また同じように時間を無駄にしないように。